生命農法研究会の目的
20世紀までの千年紀は物質文明といわれ、人類のみが豊かさを求め、
国の利益、宗教界の利益、会社の利益、
そしてそれらを支える個人個人のエゴ、それらすべてが地球の自然や、
動植物に対し破壊的ダメージを与えてしまいました。
よくよく考えますと、ほとんどの人が自分勝手な言い訳をして
地球からそのすべてを奪い取り、
現在の地球環境の崩壊へと進んでしまったのではないでしょうか。
それは消費者つまり地球消費の千年紀だったのではないかと思うのです。
このような時代から、新世紀をむかえ、新しい価値観を持って地球に共存する
すべてに対し育てて行く時代がきたのではないでしょうか。
私たちはこの新千年紀に対し、地球という生命場のなかで、すべての人々が
生産者となる時代が訪れているのではないかと思うのです。
もちろん、すべての人々が農業に従事すると言う意味ではありません。
この地球という生命場のなかで生きることが、自分の子供を育てること、
あるいは共に育つ地域の子供たちを意識して育てること、それらが、川を育て、
海を育て、そこに住む動植物すべてに対して、心を配り、生命場地球の生産者として
生きようとする千年紀がやってきたのではないかと思うのです。
会社のため、国のため、そして利益を生む団体のためと表面上つくろい、
人々が我慢をすることが、人間の欲望へとつながっていった物質文明期から、全宇宙から届く
やさしく、ここちよい響きに共鳴し、農業生産者あるいは消費者の区別をとり払い
地球環境に生きる生産者として、その優れた方法を研究し合う、生命農法研究会を発足することに
至りました。
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